サマ−タイム

asahi.com(朝日新聞社):節電、4月中に抜本策とりまとめへ 政府の対策本部 - 政治 asahi.com(朝日新聞社):節電、4月中に抜本策とりまとめへ 政府の対策本部 - 政治
 長期的に見ればスズメの涙だけど、今のところ簡単にできる節電対策か。

 平時であれば、私自身はサマータイムに反対だ。
 高度経済成長期の日本で一度サマータイムを導入したが失敗したことと、最近ではロシアでサマータイムを導入した方が経済的な損失が大きいという事が判明したことから取りやめを決定した事などを鑑みるに、あまりいい結果を呼ばないのではないか。
 明るい時間帯に起きている時間を合わせるのは理に適っているようだけど、現代の住宅やオフィスは昔の障子張りの日本家屋ではないし、これで削減できる照明用電力など、たかが知れている。
 ただ、早朝の涼しい時間帯の活動が増えるから幾許か冷房用電力の削減が見込めるのではないかとも思う。

 今回のように震災により福島の原発が何基も廃炉になり、長期的に電力不足が予見されている現状ではやむを得まい。
 抜本的な対策としては、以下のような方法が考えられる。

原子力であれ何であれ、東日本に電力を供給する発電所の新規構築
②西日本の余剰電力を多少なりとも融通できるようなインフラの構築(大規模な変圧装置か、はたまた東西日本での電圧の統一)
③日本の政治・経済の機能を東京一極ではなく全国の各所に分散させること

 以上が必要かと思われるが、どれも短期的には達成できないし、発言するにしても各方面との調整が必要だからねえ。
 取り敢えず、蓮舫氏のポジションで言えるアイデアはこれくらいだったのだろう。
 たやすく賛成はできないが、しかし多少なりともケチ臭い事をしたレベルでも、まだまだこの難局は乗り越えられない。
 取り敢えずの窮余の一策のアイデアとしては支持するが、それに留まらないアイデアや動きを見せてほしいし、サマータイムを固定化して欲しくもない。
 とにかく頑張れと応援するとか、こうして日記を上梓することくらいしかできずに政策には影響を与えられないけれど、何とかなって欲しいとは切に願う次第である。