4/18(日) 基本情報に苦み走る
【苦労重なる】
4月18日、基本情報の受験日。
その日、私はイロイロ疲れ果てた。
まずは累積疲労。
一つ、四月から本社待機で、プレッシャーがきつかった事。
本社待機は、アウトソーシングで客先に出ている普段では顔を合わる事のない上司たちとフロアを同じくして日々を送らねばならない。
おまけに、すぐに次の客先が決まるように、即時で取れるベンダー資格の取得が推奨される。それはいい。スキルアップのいい機会だと言える。
しかし今期では面倒くさいことに、全社員に向け基本情報の取得がないと来期の昇給はないと言い渡されていたことから、このベンダー資格と並行して基本情報の学習も進めねばならなかった事。
うーん、キツい。キツいですね。
【目論見と隠密行動】
しかしながら、前回の試験は午前合格点、午後は僅差の3点で不合格というなかなか苦々しいとも健闘ともいえる結果であった。今回勉強を積み重ねれば、何とかなるのではないかとの思いもあった。
とりあえず、体裁上の問題から、本社ではベンダー資格(LPIC Level1)を勉強する計画を提出し、上司の目を盗んで午後試験対策を10時間行い、午前試験は前日の夜と行きの電車の中の正味80分だけ行った。
こうして泥縄的に準備を整えた私は、4/18の朝自宅から遠く離れた八王子の山奥にある受験会場へたどり着いた。
【試験そして】
会場につくと、これが寒い。
前々日は雪が降るような寒さだったくせに会場は暖房も点けていない。
問題は、前回に比べると難しかったが、くだくだしくは書くまい。
寒さに震えながら問題を解き、帰宅後に速報解答で自己採点した。
結果、午前70点(合格)、午後35点(当然不合格)。
午前は前回よりもダメな手応えがあったのに、点数で上回り、午後は手応え通り前回より悪い。
気持ちのいい話ではないが、点数も本社に報告せねばならない。
メールの文面を唸りながら考えて、ぽちっとな。
どっと疲れた。
【思うこと】
……うーん、しかしこうしてJP1やLPICの合格体験記を書いた後だと、かかっている物の重大さに比べ、いかに勉強時間が短いが分かりますね。
正直に言えば、今の働き方への疑問が勉強の手を鈍らせているところは大きいと思う。
アウトソーシングされた現場で求められるスキルと、本社が他の案件向けに会社のイメージを上げるために一人でも多くの社員に持たせたい国家資格というこの矛盾が、意欲を奪うのだ。
国家資格もスキルアップではあるが、どうも業務と関係のないことが多いと思う。
前年にルールが変わってから午後試験にExcelが出題されるようにはなったけれど、言語が出題される午後は相変わらず開発向きではないか。
BatchやUNIXのコマンドとかオペレーター出身者に優しい問題が出題されてもいいと思うし、国主導なら、英検や漢検のごとく、年に3回あってもいい。
まあ、意欲とスキルがあるエンジニアならば、こんな事をぼやかずに全てこなすんだろうし、アウトソーシング先のプロパーが気楽な待遇にあるかというと、それは違うのだけれど。
とりあえず、続けるにせよ、方向転換するにせよ、スキルアップは必須ですね。
今回は、10時間で25点だったので、単純計算で3倍勉強すれば合格点に達するはず。
予定、40時間。言うのはたやすいのだけど、モチベーションの維持が最大の課題です。
はあ、やれやれ。