8/21(土)妄想メモ〜ビギニングガンダムはいつの時代のガンダムか〜
【1.模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG】
ガンプラエキスポもつつがなく終わり、BSで放送もされ、インターネット公開もされと見た人も多いであろうガンプラ30周年記念番組『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』。
Aパーツが手頃なサイズなのとガンダム分に飢えていた事もあり、気付くと1週間の間に2回視聴しているワタシがいます。
いやいや、小学生の頃読んだ『超戦士ガンダム野郎』とか、中高生の時分に視聴した『爆走兄弟Let's and GO!』とか、オトコノコが手塩にかけたメカで戦うというのは一つの憧れでございまして、それをガンプラでやって貰えるというのは嬉しい話でございます。
こんな感じで本編の感想を書くのもいいのだけど、今回は主役機のビギニングガンダムについて妄想考察してみますぞ。
【2.ビギニングガンダム】
ビギニングガンダムは主人公イレイ・ハルが2009年の夏お台場に展示されていた1/1ガンダムの脇にあった特設販売店で偶然手に入れたキットであり、謎のガンプラという位置付けで設定されております。
もともとこの作品のために用意されたガンダムだから別の本編が用意されていることはないのだが、それはそれでビギニングガンダムがプラモではなく、MSとして活躍できる世界を空想するのもまた楽しいものです。
以下、つらつらと妄想妄想。
●世界観
本編で登場するガンプラは全て宇宙世紀のMSばかりなので、ビギニングガンダムに本編があるとすれば、それは宇宙世紀の可能性が高いでしょう。
宇宙世紀のMSが多い理由は、おそらく量産機が多いため主役を食わないバリエーション機を本編に登場させられること、ガンプラ30周年番組のためオールドファンに配慮している可能性があると思います。
●年代
本編を見る限り、ビギニングガンダムは小型MSでもなく、ビームシールドも装備していないことから『逆襲のシャア』や『ガンダムユニコーン』以前のMSのように見えます。
ただ、細かい部分のテクノロジーレベルを見ると、そうと言い切れない部分が散見されます。
①飛行している
平成ガンダムを見慣れた目では、ガンダムが変形をせずに空を飛んでいるのはありふれた光景ですが、宇宙世紀では実はスゴイ光景です。
宇宙世紀のMSは主に熱核ジェットエンジンもしくは同ロケットエンジンを推進力としますが、地球上において足場になる航空機の支援や変形などの機能なしで飛べるMSは『Zガンダム』に登場したバイアランが始めての例とされています。
その後も非変形で飛べるガンダム自体の登場はしばらくなく『ガンダムユニコーン』〜『F91』の間に位置する『閃光のハサウェイ』でミノフスキークラフトの小型化により初めて非変形で飛べるガンダムが登場します。
ビギニングガンダムはバーニアの噴射などなしで飛行していた(デザイン上バーニアはない?)ので、おそらくミノフスキークラフト搭載機である可能性が高いでしょう。
ミノフスキークラフトが外見上目立たなくなったのは、『Vガンダム』の時代くらいなので、その後でしょうか。
②Vアンテナがビーム
ガンダムの象徴として額にあるV字のアンテナですが、ビギニングガンダムではこれがおそらくビームになっています。
ビームをライフルやサーベル以外の目的に使ったのは『F91』のベルガ・ギロスのビームフラッグや、『Vガンダム』のゾロアットのビームストリングス、ゾロのビームローターなどがあります。
③じゃあいつなの?
おそらく『Vガンダム』以降であり、本編ではHi-νガンダムと組み合った時にそれほど体格差がなかったことから『ガイア・ギア』の時代、宇宙世紀0203年頃のテクノロジーによる機体ではないか、と推測できます。
まあ、『ガイア・ギア』には詳しくないので、どこの組織が何の目的でビギニングガンダムを製造しました、とかは全く想像できないのですが(汗)。
ひとまずこれでビギニングガンダムを宇宙世紀に組み込む妄想の締めくくりとしたいと思いますです。
長々と妄想しましたが、本編ではガンプラを素直に楽しむ心が描かれていたり、ビギニングガンダムは中々の強さを発揮して格好良かったりと素直に楽しめる作品でございました。
取り敢えずビギニングガンダムのプラモは買います、と宣言してサンライズとバンダイと共に踊りながら、秋以降のプラモ発売や劇場版OOやらを楽しみにするとします。