今日から始める、冥王計画なの
ふとしたことからようつべを巡っていたら、懐かしのOVA『冥王計画ゼオライマー』の本編を発見しました。
かつて定期購読していたホビージャパンで何回か立体物が載せられて気になっていたので視聴してみると……スゴイの一言でした。
格好いいメカデザイン、美少女ヒロイン、そしてロボに乗るなり性格がブラックに豹変する主人公!
どんだけ黒いかというと、下の動画をご参照ください。
なのはさんの台詞を全てこのゼオライマーの主人公の別人格秋津マサキに置き換えているのだけど、
「俺がそんな善人に見えるか?」
「この程度の手が見抜けないと思ったか? 人形に説明しても分からんだろうが、これも次元連結システムのちょっとした応用だ。生き残りがいくら集まったところで、傷一つつけられん。無駄な戦いだ。この俺を誰だと思っているのだ?」
「だから、貴様に勝利などあるものか! ふざけるな!」
「気取る事はなかろう。俺に惹かれている事を隠す事はない」
「俺は貴様らの造物主にして、冥王なのだ!」
すげえ悪役振りです。
始めは何だ! とも思ったのですが、レイズナーのゴステロとか、ターンAのコレン・ナンダーとか突き抜けた悪役が好きな私としてはこれはとてもステキ。
最近はオレ様系主人公も増えているから珍しくもないかもしれません。が、ゼオライマーは物悲しい幕引きをし、オレ様を肯定的に描く昨今の作品とはまた別の魅力があります。
まあ、完全に悪に振られている事もあるのですが、そうした男の妄執の締めくくりとしてはあるべきもののようでもあり、何度か見るといいさじ加減だと感じられます。
まあ、超名作かというとそれまた違うのですが、意外と心に残る作品であります。
最後に、おまけです。
腹黒くないなのはさんを見たい方、口直しにどうぞ。