Scansnap購入しました!
【1.はじめに〜切り抜きに歴史あり】
新聞の切り抜きが趣味のわたくし。
別にニュースの事情に通じたいとか、情報強者になりたいとかそんな大それた思いは一切なくて、コラムとか雑学はためになる記事が多いので、教養を深めるにはちょうど良いんですな。
マイナーな国の事情も分かる国際面、邪馬台国は九州説と近畿説どちらが有力だろうかなどの学説が楽しめる文化面、脱原発の機運が高まる中地道な自然エネルギーの研究として何がなされているかとかの科学や経済の面。世の中の水面下で起きていることを業界の専門家でなくても、辛抱強く追い続けていけば知ることができる快楽。
これこそが、私に新聞の切り抜きをさせるんですな。
ただ、厄介なのは大量に切り抜いた記事の保管や整理。
高校生の頃はクリアファイルに詰めていたけれど、値も張るしかさばるものです。
大学生の頃になると諦めムードも漂い、紙袋に突っ込むようにしていたのだけど、これではイカンと思ったのが社会人になった時でした。
やっている仕事に将来が見えないわツライわで、何とか学問なり文章で身を立てられないかと考えた時、真剣に切り抜いた新聞で何か知識やインスピレーション(笑うなよ)が体系的に身に着けられないかと思い、安価できちんとした整理の方法を考えたんですな。
それが新聞屋さんに頼んでタダでもらえるスクラップブックに記事を貼り付ける事だったのだけど、これも面倒になってしまった。
例えば、北方領土問題は、『ロシア』のスクラップブックに貼るべきか、『国防』か、はたまた『国際関係』か?
手探りでやって行くのも面倒だし、元来片付けが苦手だったこともあり、次第に面倒になり諦めてしまったわけです。
こうしてまたしても切り抜きの保管方法は、紙袋インサートに還り、放置する日々が続いていたのでありました。
【2.一念発起】
それがそのままならば人生はかなりの灰色だったのだけど、スッタモンダあり、イリーガルな業務に就かされていた会社を飛び出し、転職で家を出ることになったんですな。
で、そうなってくるとさあ大変。
強制的に新聞を捨てさせる家族もいないわ、そもそも新聞は自費だわで、捨てるのが惜しくなってしまった。
そこで一丁今まで気になっていて手を出せなかったScanSnapの購入と相成ったのでした。
我ながら長いイントロだったな。
【3.商品の仕様】
商品はかなり大きめの段ボールに入っています。
価格.comで見て安めだったAmazonで購入したのですが、梱包なしで箱のまま送られてきたのでご覧のとおりちと傷がついていますが、中身は無事でした。
蓋をあけて保証書を確認すると、いよいよ本体とご対面です。
内容物はこんな感じ。
ACアダプタとUSBケーブル、後は説明書とCDROMですね。
ACアダプタは黒いごく一般的な物ですが、出来ればHPのプリンタやデルのノートPCのようにLEDランプがついていると、電源障害が起きた時に部品の特定に便利だったと思います。
また、ACアダプタはコンセントに差しているだけで待機電力を食うので、節電意識を高める意味でも着いているとよかったのですが(苦笑)。
国産なので大丈夫かと思いますが、保証期間内の障害は引き取り修理になるのかな(汗)。
梱包に比べて意外となほど本体は小さいです。
ただ、こうしてガバッと開くと中々の迫力ですね。
背面を見ると日本メーカーらしく、ドライバをインストールする前にUSB接続をしないようにシーリングがされているのは流石ですね。
【4.使用感】
使ってみると、これが凄い快適。
まだ新聞の切り抜き2枚しか試していませんが、一般のスキャナの読み取り速度からは考えられない速さです。
また、上から下に紙が出てくる形態はプリンタのようですが、プリンタがインクジェットを吹き付ける時の『がっ、がっ、がっ……』というリズムもありません。
紙の吸い込みも滑らかで、1枚目はA3キャリアシートで保護して読み込ませましたが、2枚目は生の切り抜きのままで敗れはなし!
OCR機能についてはまだ微妙な所で『南』で検索すると『に』とか『区』で引っかかったりするところもあるのですが、一文字で検索する事もないし、増えた文書を検索するために使う事を考えると、私としては問題ないレベルかとも思います。
何はともあれ、ScanSnapで新聞の切り抜きを活用でき、片付いた部屋で生活できる未来が楽しみであります。