東国原氏、泣けますなあ
asahi.com(朝日新聞社):〈速報〉東国原氏が元たけし軍団員と法廷で対決 - 日刊スポーツ芸能ニュース - 映画・音楽・芸能
2011年1月の新燃岳の噴火の直前に知事を引退、3月の東日本大震災では被災していない西日本の県知事として被災地の支援にコミットできず、4月の東京都知事選では石原慎太郎との選挙戦に敗れ、11月の現在進行中の橋下氏の大阪都構想の選挙戦の最中にも、同じ地方自治の首長として『現場』にいない。
東国原氏がこれからどうなりたいにせよ、政治的にはこの空白期間があるのは彼自身にとって損失だなあ。
私自身は東国原氏の就任で宮崎県が果たして良くなったのか、悪くなったのかについては何とも言えない。
ただ、氏が観光のPRになっていたことは確かで、宮崎空港には氏のキャラクターがプリントされたお土産が並び、退任後は『宮崎観光特命大使』になった等身大の人形が飾られている。
観光のPRや地域おこしとしては十分その役割を果たしていたとは思う。
後任の河野氏が優秀なのかどうなのか今一つ分からないのだが、これまた全国放送で見かけることもそうないし、観光の顔にはなっていないのである。
離婚をしてしまったが、早稲田大学に社会人入学をし、貧乏地方自治体の首長になり、それをステップアップにして東京都知事選に打って出る。
ここまでは絵に描いたような成功のステップだ。で、都知事選に失敗したこれからは?
今回の訴訟に関しては原告側の方がロクでもない人間のようには見受けられる。
けれど肝心なのは真偽とかではないのだ。
人気があれば、原告側は完全に悪者になる。政治的な謀略だ! みたいな話で被告側の株も上がる。
だが、今回はそうではない。
落ち目のおっさんがイチャモンをつけられている悲哀が漂う。
芸能人であるにせよ、政治家であるにせよ空白の期間を狙い撃ちされているなあ。
個人的には、このような空白期間が続くようならば、宮崎に戻って地域おこしのために尽力してくれる方がいいと思う。
それと、今後第二東国原氏でも据えて、何とかこの県を発展できないものか。
そういえばBSの塚原卜伝で主演の堺雅人も宮崎出身だったな……ともつらつら思うのだが、基本的には地道に県の産業を発展させていくのが一番いいのだろうな。