戦闘妖精・雪風とかステルスとか

ニュース - 科学&宇宙 - 空中給油、未来の旅客機技術(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト ニュース - 科学&宇宙 - 空中給油、未来の旅客機技術(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

 空中給油といえば、合体に通じるところもあり、男のロマンではありますね。

 相対速度に合わせる給油機と受給機、するすると伸びるホースが受給機のポイントとドッキング! 周辺に敵がいないか索敵行動を厳にしつつ、次の戦いに備える安心と緊張感とかシチュエーションとして燃える物があります。

 で、その空中給油を今度は民間旅客機でしてはどうかと言う提言がなされているらしいっすね。
 燃料切れの旅にいちいち着陸して補給を受けていては、燃費が悪いんだそうな。
 で、これには、空中給油機の燃料はどうなるんだとごもっともな反論がなされている。
 たぶん、反論が正しい。
 航続距離が短い飛行機は、基本的に航続距離並みの居住性しかないから、着陸や乗継なしで目的地まで給油を受けながら一直線では、乗客によっては疲れるだろうし、燃料満載の給油機が大空を飛んでいるのは安全上いささか怖い。
 それに在来の旅客機に空中給油の受給用システム据え付けをすればその分デッドウェイトになる。

 もっと言えば、航空交通よりも年季の長い海上交通でも、補給艦から洋上給油を受けるのはせいぜい作戦行動中の軍艦くらいで、多少燃費が悪くなっても、長い歴史や多様な航路のある船舶だって港に寄っているのだ。

 個人的にはシチュエーションとして面白そうだし、空中給油を受けている飛行機とかに乗ってみたいのだけど、パイロットでもない限り乗客は特に何も感じないで終わるのだろうなあ。
 まあ戦闘妖精・雪風で出てきたバンシ―とか、映画の『ステルス』で出てきた空中要塞とか、反重力で浮かぶすごい空中の補給基地があれば別だろうけれど、あんなテクノロジーがあれば、ますます航空機には空中給油とかは必要なくなりそうである。

 やっぱ妄想の産物だろうなあ。