Comptia Server+ SK0-003合格しました!


【1.初めに】
 経歴詐称の上二重派遣でデータセンターに放り込まれてオペレーターをしていた頃、耳慣れないサーバの周辺機器がごろごろ転がっており、かなり困惑させられました。
 サーバをはじめとするITシステムはPCより一段高い位置付けだけに、コンピュータ部品の基礎知識では追いきれない物です。
 分からない単語はIT用語辞典などを読んでいましたが、理解が追いつかず、苦戦した思い出があります。

 やっとサーバーに慣れてITインフラが分かったと思いきや、日常のPCの世界を見渡してみると違和感に気付きます。
 ハードディスクはホットプラグできないのが普通だし、電源が二つあるマシンなんて滅多にありません。当然のようにテープドライブだってPCにはついていないのでした。

 PCの自作をした事もなく、単に美少女PCゲームとインターネットが好きなだけでIT業界に行かざるを得なかった私にとってはこの断絶はしばらく尾を引きました。
 経歴詐称で放り込まれた世界なので、とりあえずそれが常識だと違和感を押しつぶし、とにかく飲み込んでいきました。
 さて、月日は流れ、なんとかITインフラの片隅でしぶとく生きてきた私は、断絶を埋めるためにA+を取得し、大分間が空きましたが、Server+を取りました。

【2.学習】
ITSSレベル:2
◆出題数:100
◆試験時間:90分
◆合格ライン:750(83%程度)
◆受験料:31317円
◆リテイクポリシー:なし?
◆勉強期間:10日間
◆試験結果:830
 学習はA+と同様、TAC出版から問題集と教科書がでているので、そちらをベースに進めれば大丈夫でしょう。
 私は問題集だけを3回くらい繰り返しやり平均点が90%を越えるようになったあたりで、さる筋から手に入れた問題集(たぶんTAC出版のバウチャーについていた問題)でも同じくらいのスコアになるまでやりました。
 結果はおおむね満足の行くものでほっとしています。

【3.効用】
 A+とServer+はインフラエンジニアならば、例え会社が勧めなくても取っておいていいと思います。
 サーバーで当たり前になってる冗長化やホットプラグなどのテクノロジーや、RAIDごとのハードディスク本数や障害許容本数など、基礎から学べます。
 ハードウェアベンダー勤めでなくても、ITシステムの障害に対して正しく認識し、障害対応や復旧をするためには理解しておいた方が良い事柄がありますので、取っておいて損はありません。
 それを許容できない会社はあまり長くいる価値はないはずです。
 サーバ関連の仕事をする方は是非、国家資格やMCPやLPICと共に、この資格を取ることをお勧めします。