タイヤ館でのホイール情報あれこれ


【1.前回までのあらすじ】
 N-ONEには概ね満足していたものの、発売当初は他社の同クラスの軽に比べて燃費がやや劣る事が気になっていた俺。
 現在は改良がされ、燃費も他社と比べてそん色のない数値になったけれど、俺の愛車はモデルチェンジ前だから、このコンプレックスは付いて回るのだった。
 そこで目を付けたのが、ホイールの軽量化だった。
 バネ下の軽量化は本体の同じ重量を軽量化するのに比べて4〜15倍の効果があるというのだ。
 各ブログで最軽量のホイールがブリヂストンのエコフォルムCRS102である事を知った俺は、ブリヂストンのタイヤ館に向かったのだった。


【2.取材!? タイヤ館】
 結論から言うと、エコフォルムCRS102はショップ在庫、メーカー在庫共にもう切れているとの事。
 ただ、ホイール交換に伴う有益な情報が何点か聞けたので、記載するぞ。

◆ホイールの規格と、取り付けの価格
・軽自動車用のホイールは、14インチのホイールは、14×4 1/2が相当する。
・ホイールの単価は1枚価格と言い、4つのタイヤを交換しようとしたら4つホイールが必要になるので、価格は4倍になる。
・組換え工賃はホイール1枚につき、1080円。店外からの持ち込みホイールだと2倍になるが、店内でタイヤを購入してタイヤを変えればこの限りではない(ただし、タイヤの取り付け工賃は別にあるかもしれない)。

◆社外品のホイールに関して
・ホンダのホイールナットはホイールに接する面が市販品のすり鉢型と違ってお椀型のため、交換する際は、ホイールナットを別途購入する必要がある。ブリヂストン製のホイールナットは1台分2500円からになる。
・社外品のホイールだと、自動車のシャフトに比べて中央の雌型部が大きく設定され、遊びがあるので、輸入車や大型のセダン、スポーツカーだとハブリングなどの部品が追加で必要になる。
ブリヂストンのホイールの取り付けは、こうしたマッチングのずれを防ぐため、センターフィットと呼ばれるホイールを振動させながらつける特許技術により、遊びによるズレを防いでいる。なお、価格は1台分1080円。
・取り外した元々のホイールは、下取りを行っておらず、自分自身で売却や処分を行う必要がある。

◆ホイールの軽量化に関して
・お店の方の経験だと、軽自動車でホイールの軽量化は燃費アップと乗り心地向上など、いい事が多い。
 以前鹿児島の女性客でモコのホイールを軽量化したところ、市電のレールの乗り越えがよくなったので驚きの声をいただいた。
 ミニバンや大型セダン(ベンツやレクサス)だと、重くして安定感を出したり、低重心化を進めているので、軽すぎると乗り心地が悪化してしまう。

◆その他
・購入から3年くらいでホイールアライメントを行う事がおすすめ。以前鬼キャン・車高短のセルシオが新品のタイヤでも3か月で丸坊主になった事があり、その際にアライメントを行って改善した。
・九州でスタッドレスを使用している地域は、福岡ー佐賀の県境の山の中や、阿蘇霧島山中・出水、伊佐、大口の北薩や大分など山の中以外あまりない模様。
・最後に、参考までに俺がショップと各ブログで調べた軽自動車用のホイールの各重量を記載する(すべて14インチ)。
 エコフォルムCRS10  4.8Kg
 エコフォルムCRS101 4.4Kg
 エコフォルムCRS102 3.7Kg

 目的のエコフォルムCRS102は、通販かなにかで手に入れなければならないようだけど、取り付けに関するイメージが大分湧いてきたのは助かった。
 ついでに、スタッドレスに関してもイロイロ情報が聞けたり、具体的なエピソードが入っていたのでなかなか楽しいひと時ではあった。
 課題としては、タイヤの使いまわしで工賃がどれだけ発生するのか、後はライフサイクルコストの損益計算だろうか。
 考える材料もそろって来たので、そろそろ電卓をたたいてみようかな。