ホイール軽量化への憧れ

senri_gusuku2014-09-20

【1.はじめに】
 自動車を購入してはや10ヶ月。
 買うときは必要最低限! と割り切り、遊び心を満たしてくれるスポイラーや大型ホイールなどは自粛したけれど、結果としては大満足。
 軽規格のサイズと高速料金や保険料の安さはありがたく、数少ない不満と言えば、グレードと納期の関係から見送ったツートンカラーへの未練と、他社ではもうやっていてホンダの軽では後発のN-WGNで導入されたターボエンジンのアイドリングストップによる燃費のアップだった。
 前者はそれでも、乗っていれば愛着がわくし、フロントパネルのピアノブラックが映えるのはやはり白しかない事は時間が経てばたつほど実感してくる。

 後者としては運転技術で解決しようと考えて、発進の時は時速20キロに加速するまで5秒かけるとか、エンジンの回転数を一般道では2000未満、高速では3000未満(できれば2500前後)に抑えて走っている。おかげでe燃費の燃費偏差値はなかなかいい数値を保っているけれど、エアコンを使っている時や町乗り主体の時はやはり数値が伸び悩み、かすかな不満は残るのだった。


【2.ささやかな悩みのほぐし方】
 マイカー初めての夏だし、こんなものだと思うが、何とかしたいもの。
 ダウンサスで空力を稼ぐ? いやいや、車体は縮まないから空気抵抗は変わらないんじゃないか?
 リップスポイラーやサイドスポイラーで車体下面の機械類に触れる空気の流れをなくして整流性を稼ぐ? 重量は増えるし、段差とかで車体をこすらないか? 造船工学では20ノット(時速35キロ)で摩擦抵抗より造波抵抗が増えるという。自動車工学やレースは全くの門外漢でこうした数値は分からないけれど、なんとなく分かる。空力はだいじだけど、町乗りではあまり関係ないだろう。

 燃費に直接結びつくとしたら、タイヤをエコタイヤに変えるくらいしかないのかもしれない。
 ただ、燃費競争が熾烈な昨今で昨年買ったばかりの車のタイヤがそう劣るとは思えない。
 唸りながらネットをサーフしていると別の燃費アップの方法が書かれていた。

 自動車の軽量化で最も効果があるのは、バネ下の軽量化だというのだ。
 バネ下とは、タイヤ・ホイール等のタイヤ関係やブレーキローター・ブレーキキャリパー・ブレーキパッド等のブレーキ関係などが主だった部品という。
 10キロの鉄下駄をはいて歩くのは大変な物だ。だけど、10キロの荷物を背負って歩くのは何とかできる。駆動力を伝える物の運動を妨げなければ、燃費は向上できる。その効果はバネ上の車体を軽量化する15倍の効果があるというのだ。
 にわかには信じられないけど、実際に検証しているブログがあった。

 ブリヂストンの超軽量ホイール『エコフォルムCRS102』は重量約3.7Kg。これに履き替えたアルトエコはリッター1-2キロの改善を見ているという。
 N-ONEのTourerLパッケージは14インチアルミホイールだが、重量6.17Kg。

 一つ当たり2.47Kg、4つで9.88Kg。15倍理論に基づけば、148.2Kgも軽量化したも同然になるというとんでもない話だ。

 ほか、ムーヴでPIAA製の『ユーロテック S6-R+e2』(重量3.98Kg)とエコタイヤを装着したところ、表示をリッター3.6キロも改善した例も発見した。

 15倍という理論値はにわかには信じられない。けれど、出足が軽くするという事は、アイドリングストップにも通じるストップアンドゴーでの燃費の改善といえないか。
 ホイールの交換が俄然、輝きを放って見えた。


【3.得失やいかに】
 勿論、これだけ軽くなるんだから強度が大丈夫だとか心配事はある。
 まあ、走行中に部品が壊れるとかは某有名企業のトラックくらいしか聞かないのであまり心配する必要はないだろうけれど。

 バネ下を軽くしたら逆に道路のアップダウンの影響を受けやすくなるという説もあるけど、ムーヴで交換をしたページだとノイズが軽減されたとか、エコフォルムCRS101に交換した方の記述だと、乗り心地も改善されたとか。

 とりあえずはやってみたいというのが第一だけど、仮に車の買い替えをする際にまたホンダで下取りをしてもらう際は純正のホイールを持っていた方が良いかもしれない。
 そうすると今のアパート住まいだと、ホイールの置き場所に困る事になる。まあ、ベランダが意外と広いからビニールシートを被せて置いておくのも一つの手ではある。
 ろくでもない考えとしては、6.17Kg×4は24.67Kg。エコフォルムCRS102の15倍理論で浮かせた148.2Kgの重量でまだお釣りがくる。車に積んでおけば問題解決だね!
 ……まあ、その時はタイヤクロークでも探すかなにかしてみますか。